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ナガノ・チェンバー・オーケストラ第4回定期演奏会(7月覚え書き) [音楽]

2017年7月15日(土)15:00〜 長野市芸術館にて

<ナガノ・チェンバー・オーケストラ第4回定期演奏会>

指揮:久石 譲  / ピアノ:横山 幸雄

(第1部)
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」
      第1楽章:アレグロ
      第2楽章:アダージョ・ウン・ポーコ・モッソ
      第3楽章:ロンド、アレグロ

アンコール:ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章

(第2部)
ベートーヴェン: 交響曲第5番 ハ短調 「運命」
      第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ
      第2楽章:アンダンテ・コン・モート
      第3楽章:アレグロ
      第4楽章:アレグロ


ベートーヴェンの交響曲5番、CDで聴くことはあっても、コンサートで聴くのは以外と少ない。

ベートーヴェンと言えば、2004年、2005年の岩城宏之指揮の年末のベートーヴェン全曲コンサートが思い出される。
12月31日に上野の東京文化会館でベートーヴェンの交響曲全曲コンサートが開かれた。
午後の2時くらいから始まって深夜0時過ぎ(翌年の元旦)まで続く。
9の交響曲のうちの一つか二つをパスして食事をしたりした。
でも指揮者の岩城宏之氏もオーケストラ団員もぶっとおして演奏するのだから、どうかしているように思えたけれど、これを聴くと、正月3ヶ日の間はずっとベートーヴェンが頭に鳴り響いていて、たいくつで凡庸な正月もしのぎやすくなった。

それから、2008年にサントリーホールで聴いたサイモン・ラトル指揮、ベルリンフィルで聴いた交響曲第6番「田園」。こんな演奏を聴くのは一生に一度かな、というコンサートだった。


今回は、指揮が久石譲、演奏がナガノ・チェンバー・オーケストラ。
ナガノ・チェンバー・オーケストラは、2016年に発足。(国内の主要オーケストラ団員やソロ活動をしている若手演奏家で構成される)

冒頭に、演奏された、久石譲;5th Dimennsionは、
ベートーヴェンの交響曲第5番をモチーフに作曲されたミニマル作品。
これから何か始まるぞ、というわくわく感をかきたてられる演奏だった。

一部のベートーヴェンピアノ協奏曲第5番「皇帝」は、
横山幸雄のピアノが素晴らしく、「何という名曲か!」と、演奏にもベートーヴェンにも、深い尊敬の念が。。
一緒に行った3人が横山幸雄のCDを買って帰った。CD買うのは本当に久しぶりだった。。

二部の交響曲第5番「運命」は、あまりにも有名なので、音楽番組やCDでいろいろな演奏を聴くことが多く、その度に演奏の違いを楽しめる。細部まで馴染みがある曲というのは、そういう所が面白い。
オーケストラの奏でる音が身体に響いてきて、
ベートーヴェンはやはり生で聴かないとな〜、と改めて感じたコンサートだった。

7月17日には、ナガノ・チェンバー・オーケストラの第5回定期演奏会でヴィヴァルディとベートーヴェン交響曲第6番が演奏され(行けなかったけれど)、
第7番、第8番、第9番は、2018年の定期演奏会で演奏される予定です。




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キエフ・クラシック・バレエ<チャイコフスキー夢の3大バレエ名場面(7月覚え書き) [芸術]

2017年7月16日14:00〜  長野市ホクト文化ホール

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(第1部)
    「くるみ割り人形」
    「白鳥の湖」
(第2部)
    「眠れる森の美女」


2014 年ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した二山治雄の凱旋公演。
(2016年の白鳥バレエ団発表会にて、二山治雄の素晴らしいバレエを見て以来)

その年によってダンサーのインパクトの違いがあるけれど、ローザンヌで優勝するということは本当にすごいことだ。ちなみに今年2017年のローザンヌの優勝者ミケーレ・エスポジートも驚異的だった。


今回の二山君は昨年よりもさらに成長していて、
「眠れる森の美女」の王子役で、洗練された完璧なバレエを披露した。小柄な身体がステージでとても大きく見え、気品があった。
安定した正確さを基にした、伸びやかで自由な踊り。
登場する度にオーラがステージの上に振りまかれる。

ぎりぎりで購入したチケットは2階の一番後ろで、双眼鏡で見ていたのだけれど、二山君の踊りの素晴らしさは充分にわかった。

今後もチャンスがあれば見たいと思う。

それにしても、白鳥バレエ団というのはたいしたバレエ団だと思う。
本当に古くから、長野市近辺の小さな市にもバレエスタジオがあり、スタジオなどという立派な建物ではなく、公民館の一室みたいなところでも地道にレッスンを行っていたりした。地域の子供たちにとっては楽しい場所だったと思う。
そういう活動を見ていたので、ローザンヌ優勝者が出るなんて夢のような気がする。
(2002年には竹田仁美さんが同コンクールでエスポワール賞を取った。)

世界への扉というものは、どんな活動にも開かれているものだと感じた。
そんなことふだんは誰も気がつかず、思いもかけないことで、でも、
こんな風に突然世界の檜舞台に出るということがあるのだ。

きっと、血の滲むような努力の結果なのでしょう。


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仲道郁代&ミヒャエル・コフナー・デュオリサイタル (6月覚え書き) [音楽]

2017年6月9日(金)19時〜 長野市芸術会館にて

<仲道郁代&ミヒャエル・コフナー デュオ・リサイタル>


(第一部)
モーツァルト:フルートとピアノのためのソナタト短調 K.301

ショパン: 12の練習曲より  ハ短調「革命」、 ホ長調「別れの曲」

フランク:フルートとピアノのためのソナタ イ長調

(第2部)
ドップラー: ハンガリー田園幻想曲 op.26

フォーレ: ファンタジー op.79

ゴーベール: ノクターンとアレグロスケルツァンド

ボルヌ: カルメン幻想曲


このプログラムは圧巻!
地方都市でこういうプログラムを楽しめるとは幸運なことでした。

最初のモーツアルトのソナタ、フルートとピアノの曲として一般的に親しまれている曲ではなく、一緒に行った知人の様子をつい見てしまう。
退屈しているんじゃないかな〜、最初の曲からこんな感じで大丈夫かな〜と・・。

2曲目のピアノ曲で少しほぐれ、

3曲目は私の大好きなフランクのソナタ、私はこれが聴けてものすごく嬉しかったけれど、この曲を初めて聴く人には一体どう聞こえるのだろう?と、また心配になってしまう。

休憩時間、「疲れた?」「馴染みのない曲は少し退屈してしまうんじゃない?」と、気を遣ってしまう。フランクのソナタは、とても好きになった曲で、二千回練習すれば吹けるようになるんじゃないかと幻想を抱いて一時期ずっと我流で練習して、結局それは全くの幻想だったのだけれども、というような話をして、なんとか興味を持って欲しいと思う私・・。
友人たちは「疲れるけど面白い」と言う。

第二部、

華やかである。
ドップラーの「ハンガリー田園幻想曲」、フォーレの「ファンタジー」、と息をのむような華やかさ。
これだけでも充分でしょう、と思うのに、

さらに、ゴーベールの「ノクターンとアレグロスケルツァンド」、
ボルヌの「カルメン幻想曲」が演奏され、
大感動、大満足のコンサートでした。

ピアノは力強く繊細(て、ありきたりの表現ですが)、フルートとピアノが一緒に踊るよう。。
フルート演奏はあまり聴いたことがない知人も、
コフナー氏の力に満ちた演奏に、
「演奏している人、疲れないの?!」と驚いていました。
聴くだけでもかなりのエネルギーがいる、演奏者はさぞかし・・と思いますが、

演奏すればするほど、演奏者には自然とエネルギーが湧いてくるのかもしれません。


後日、フルートの先生に、モーツアルトと、フランクのソナタと、ドップラーと、フォーレのファンタジーと、カルメンと・・とプログラムを説明したら、あきれていました。

コフナー氏は50才くらいで、先生曰く、
「50 才というのはもっとも演奏家として脂がのっているとき、私も50才の頃はいくらでも吹けた」

長野で、こんなに充実したコンサートを聴けるとはまったくラッキーと言えるでしょう。

帰り道は、車で30分、
ちょうどこの日は満月で、
煌々と空に輝く月を眺めながらのドライブは、コンサートの余韻を楽しむに申し分のない時間となりました!

東京は、コンサートを聴く機会は多く、会場も立派な所がたくさんあるけれど、コンサート会場への道は快適とは言えず、特に混雑した夜の電車に乗ったら、その日のコンサートの余韻は吹き消されてしまうのに、地方だとこういう贅沢がプラスされるわけです。

また、プログラムは観客にとって聴きやすいものである必要はなく、優れた演奏にはみな感動するものだということがわかったコンサートでした!

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四月の記録 [信州]

今年の3月は本当に寒く、冬の延長でしかない感じで、
その寒い、寒〜い3月がやっと終わり、4月になったと思っているうちにはや5月、それももう半ば。
こんなに時の流れが速いと、2017年もあっという間に半年終わるのでしょう。

いくら何でもぼ^っと月日が過ぎてしまうのも淋しいので4月の記録写真を。
飯綱高原は、道路は乾いても辺りはいつまでも雪が消えずに残り、4月中旬に地面を歩いて家に入れたたときはけっこう感動。それにしても遅かった。

4月中旬、長野市内は桜も咲き、場所によっては散りかけという暖かさ。
寒かった3月〜4月の反動で、めったにしない桜巡りに出かけました。


城山公園(4月18日)
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ちょうど見頃でピクニックには最適の日より。
座っている銅像がいい感じでした。




中野市 谷厳寺(4月19日)

ここはまだ3分〜5分咲きといったところ。
日当たりの良い場所だけがきれいに咲いていました。
この3日後が最盛期だったそうです。
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駐車場、桜の下に「日本国憲法第二章〜戦争放棄」の石碑が建っていました。



中野市 東山公園(4月19日)

東山は古くから桜の名所でお花見も盛んな所ですが、桜の老衰化が進み、その代わりに山の他の斜面に桜の若木が育ち、素晴らしい景観となっていました。
今回の桜巡りでのベスト1でした。

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須坂市 臥竜山(4月19日)

少し散りかけ。
ここも桜の老衰して大枝が切られ、新しい枝が伸びて元気に花をつけていました。
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長野市 神代桜(4月28日)

満開。樹齢1200年というこの神代桜は本当に見事。
エドヒガンザクラというのはたいしたものです。

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長野市 霊仙寺湖の夕暮れ(4月28日)

誰もいない霊仙寺湖の夕暮れは相変わらず絵のようにきれい。
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黒姫山と鳥居川(4月29日)

桜ではないけれど、これが春の風景だ!と思わせてくれる場所。
姿のいい黒姫山。

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信濃町 閑貞桜(4月29日)

ここを訪れたのは5年ぶり・?
大切に保存されていた桜も終に神木となり、若木に代替わりしていました。
久しぶりに見た老木の幹、懐かしかった・・。

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信濃町から中野市方面にはきれいな里山風景があちこちに広がっています。
通りすがりに見る里山の桜は、何よりも美しい。
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中野市 谷厳寺(4月29日)

18日には3分咲きだったけれど、10日も経ったのでほとんど散りかけていました。
その代わり菜の花が元気に咲き誇っていました。
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長野市 千曲川の河川敷(5月4日)

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フランスのアルル地方を思い起こすような糸杉
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この川もアルルの川になぜか似ている。



飯綱高原スキー場(5月7日)

一本だけ堂々と立っていた見事な桜。
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長野市 丹霞郷(5月7日)

ここも見頃は終わっていましたが、日本昔話に描かれるような桃の花、菜の花、桜。
こういうまるで隠れ里のような場所があちこちにあるのが楽しい。
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大座法師池(5月7日)
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さて、家の前の山桜はというと、
高木のヤマザクラで、双眼鏡で確認するも、まだつぼみが堅くちいさく、これで花が咲くのかという感じ。(5月8日)
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結局このヤマザクラは14日になって一斉に咲きました。 葉っぱと一緒に。。
(前日はまったく花は見えなかったのですが・・)
ソメイヨシノの賑やかさとはまったく違い、ひっそりと気品のある桜です。

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冬を楽しむ〜飯綱高原〜 [信州]

(1月25日頃)

曇り空の下での散歩はしんしんと美しく
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晴れるとこんな風にあでやかな散歩道に
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(大座法師池)

12月末は池一面に氷がはっているのが見えていましたが、

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一月下旬、凍りついた池もすっかり雪に覆われました。

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氷柱もどんどん長くなる。
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人は屋内で縮こまっても、鳥たちはマイナス10℃だって元気で、
朝から、餌台にブンブン鳥が集まって来ます。

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シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ
誰が一番にに食べるのかお互いに様子見しているよう。
テーブルにいるのは3羽ですが、他の鳥たちは、ほんのちょっと離れた場所で
順番待ちをしているのです。

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一番小さくてかわいいコガラ君。

鳥たちは、ガラス越しに人がいるのを見ても驚きませんが、
カメラは気に入らないようで少しの間、警戒していました。

「何やっているの?」「その四角いのは何?」「イヤになっちゃうな〜」
という顔をしているシジュウカラ
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朝、新雪の上についたキツネやテンやうさぎの足跡を見るのも楽しみの一つ。

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この可愛い足跡はリスのようです。


でも、こんな景色を眺めるにはそれ相応の苦労があって、

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これを掘り出すのに1時間はかかりました。

途中でやっと明けたドアから中に入ってエンジンをかけたら、
一回でブルルルンと元気な音。
「この子を助けなきゃ」という気持ちが急に出て、疲れを忘れて除雪作業。
強いな〜、CPが高いんだな〜、と感心。

積雪は150センチです。この辺で収まってくれると助かるのだけれど。


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フルートレッスン(29)〜 2017年練習始め(1月14日) 〜 [音楽]

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ダ・カーポ

1月からレッスンスタジオが新築の建物に引っ越しました。
地下はまだ工事中で、ホールになるそうです。

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(階段付近と個人練習をするレッスン室)

レッスン室が以前より広く、明るくなりました。
この譜面台は斜めに引っ張るだけ上下できます。
譜面台は、つい楽器を持ったまま触ることが多くぶつけやすいのが困りものですが、これはとても簡単で使いやすい。
明るさは重要。明度が下がると譜面を読む力がかなり下がります。
前のスタジオはやや暗かったのか、家でできていたのに何でここで急にできなくなる?と思うことがしょっちゅうでしたが、どうやら照明のせいだったようで・・。


個人練習の後、レッスン室へ。
先生は「今度の部屋は響きが良い」と満足そう。
レッスン室は、響かなくても困るし、わんわんひびき過ぎるのも困るのです。

問題は湿度。冬のこの時期はどこも乾燥しきってます。
フルートに最適な湿度は45%〜50%ですが、先生はいつも用意されている加湿器も、部屋が広いためあまり効果なく、30%いくかいかないか乾燥度。

さて、レッスン開始日は、ベーム24のカプリースNo.16でした。
冬休み中けっこう練習したので珍しく一回で合格でした。
(ベーム24は、昨年のちょうど一月から始めたので二年目に突入。)

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先生が、私のフルートの12月末に交換したヘッドコルクの具合を見て、「あんまり良くないかな〜、うちにあるのを今度持って来るか」と。
私もなんとなく音にパワーがなくなったかな、と感じていたけれど、自分の練習不足かと思いこんなものかと思っていました。

一週間後、先生からわざわざ電話があり、再度フルートの状態を聞かれ、
「まあまあだと思います」と答えると、
「まあまあじゃ困るんだよ」と言われ、
結局、再びコルク交換となりました。

コルクというのはやっかいで見ただけではその質はわからず、使ってみてはじめていいかどうかわかるという品物。
先生は良いと思ったコルクに当たったときに多めに買っておくそうです。

楽器というのはちゃんと先生について習わないとだめなものだ、とこういう時につくずく思います。楽器の微妙な調子はとても自分でわかるものではなく、なんとなく不具合を感じても、自分が悪いのか、練習不足のせいなのかと、そのままにしてしまいがち。
楽器の調子が悪いのにそのまま無理して練習しても上達はせず、練習も楽しくない。
練習が楽しくないときは楽器の調子が悪いときだと、最近やっとわかってきました。
レッスン時に必ず楽器のチェックをしてもらえるのはすごく有り難いことです。

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(新装開店記念にもらったスワロフスキーの綺麗なキーホルダー)


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2017年ニューイヤーコンサート《ウィーン・リング・アンサンブル》 [音楽]

1月9日 長野芸術館にて

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今年の最初のコンサートは、ウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤーコンサート。
サントリーホールのチケットはとっくに完売でしていたけど長野でのコンサートのチケットが取れてラッキーでした。

新年を祝うにはぴったりのコンサートで、
正月が来ても特にめでたいとも思わない質ですが、このニューイヤーコンサートを聴いたら自然にめでたい気分に!

テレビではウィーンフィルのニューイヤーコンサートはお馴染みですが、生でその響きを聴くのはとても楽しいものでした。

昨年ウィーンフィルを引退したコンサートマスターのライナー・キュッヒル氏を中心に、ウィーンフィルの主要メンバー、ヴァイオリン(2人)、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、ホルン、クラリネット(2人)の9名によるアンサンブル。

坐席が6列目の真ん中の列の14番で、ウィーンの響きにたっぷりと浸ることができました。
キュッヒル氏は夏にも長野でリサイタルをやっていて、これは聞き逃してしまいとても残念だったのですが、やっと間近で生音を聴くことができ大感激でした。

フルートのシュッツ氏はまだ若く、テレビで観ているときは良くわからなかったけれど、近くで聴いたらものすごく上手く・・そりゃ、世界のウィーンフィルだからそのメンバーが上手なのは当たり前ですが。
間近で聴くとはっとするほどの演奏で・・

それはすべての楽器の演奏がそうで、
一曲目(スッペ;オペレッタ「ウィーンの朝・昼・晩」序曲)の最初にホールに鳴り響いたチェロの音に驚愕し、全身が耳になる。。
ヴィオラ、コントラバス、フルート、ホルンそしてクラリネット、
どの演奏もこれまでに聴いたことのない見事な音色でした!

ワルツやマズルカなどさほど興味はなかったけれど、ものすごく美しい音楽だと思いました。あれぞ、お家芸!!

ウィーンフィルは以前に一度だけ、オーストリアのザルツブルグ音楽祭でピエール・ブーレーズ指揮の『マーラー4番』を聴いたことがあります。
それは夢のようなコンサートでしたが、
あのときの感動を今年また味わうことができました。
マーラーの交響曲は200名以上の楽団員によって演奏されるので、9人のアンサンブルとはスケールがずいぶん違いますが、
比類のない音楽だという印象については、まったく同じでした。

むしろアンサンブルの方が、一つ一つの楽器の音のすごさをより強く感じられた気がします。

これは大きなお年玉、
今年はもうコンサートに行かなくていいな、という満足感を持ちました!


<今さらですが、2016年のコンサート覚え書き>

昨年2016年の始まりは、東フィル、チョン・ミュンフン先生指揮の『マーラー5番』とモーツァルトのピアノ協奏曲第23番でした。
そのあとはアンサンブル・ノマドの定期演奏会、小泉浩と佐藤紀雄による「武満徹の没後30年の記念コンサート」、小泉浩のリサイタルなどなど・・
最後は12月17日に銀座で長尾春花さん(現在ハンガリー国立歌劇場のコンサートマスター)の小さなホールでのヴァイオリンコンサートという風でした。

何と言っても2016年は、2015年末の、バレエ界のシルヴィ・ギエムの引退という大事件、大ショックの余韻を引きずって始まった年でした。


年が変わることには特別な意識はないものの、音楽は、年初めのコンサートから年の終わりのコンサートまで、一年を通してその年ごとの印象をうまくまとめてくれます。


ニューイヤーコンサートで始まった2017年は、また楽しみな感じです。
あんなにきれいな音楽を聴いたのだから一年の見通しも明るいような。。

プログラムの終わりに、お馴染みの「美しき青きドナウ」と「ラデッキー行進曲」が演奏されて会場が大きく沸きましたが、
「ラデッキー行進曲」での観客の手拍子には、日本人て何てリズム感がない人たちだろう、と思われたことでしょう。

私たちワルツやポルカを踊る習慣や伝統がないもので・・。

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フルートレッスン(28)〜 2016年まとめ<レッスンと発表会> [音楽]

今年度のレッスンは12月17日で終わり。
記録を見たら、今年の1月後半からテオバルト・ベーム『24のカプリースの練習』に入っていました。
1年経って24のエチュードは14番まで合格し、冬休みの今は15番に取り組んでいます。
一冊を2年がかり、というペース。 
2016年はその前の年よりは頑張ったつもり・・。
多少は集中力がつき譜読みも前よりできるようになったかなぁ、という感じです。
音は、楽器に助けられています。

『24のカプリース』では13番でかなりの苦戦、先生に「今のあなたのソルフェージュの力では13番は無理だからやらなくていい、次の14番もとばして、15番をやってきなさい。」と言われてしまいました。
私としては10日間ほど苦労した譜読みの努力が水の泡になってしまうというのもすっきりしない。
それでもう一週間練習することにし、再び見てもらってやっと合格。
「これなら14番もいけそうだね」と言われ、またもひたすら練習。
譜読みは意識してがんばらないとなかなか先には進みません。
先生には必ずドレミで読みなさいと言われるのだけれど、ついそれをサボって、指が音符に反応するのに頼ってしまう癖があるので、複雑になるとそれが仇になり、うまくいかなくなるのです。

14番の練習をしている最中に今年度の「発表会」もあり、11月は本当に忙しい月でした。
今年はノブロの『メロディ』に挑戦しました。
例によって、「発表会」の練習は自分でやっておきなさい、という感じで1,2度見てもらっただけで、レッスンはいつものエチュードです。

本番二週間前にピアノ併せをして翌日リハーサルしたら、全然曲が仕上がっていないことがわかり、それからあわてて猛練習。
怠け者の私が日に3時間ほども集中して練習すると、吐きそうになります。

問題は、リハーサルを含めて3回しかピアノと併せていないこと。しかも、先生に「そこは違う、こうだ」直されただけで、ピアノの方と直接言葉を交わしていない。
どうなることかと思っていたら、本番前の隙間の時間にピアノの方が私を見つけ、ここのテンポはどうするのかと尋ねて下さり、「こんな風にお願いします」とやっと言葉を交わすことができたのでした。

大きなミスはなく無事に演奏し終えたものの、後で録音を聴いてみると、音もだめ、リズムも安定していない。音色がいつもよりかなり乱暴になっている。
スタジオで吹いているままに演奏すれば良かったのですが、
やはりステージだと、不必要な力が入ってしまうのでした。
やってみないとわからないことはたくさんあるものです。
発表会後すぐに、先生に、来年は何をやるかを聞かれたけれど、ピアノと併せるのに神経を使わないですむ曲、あるいは無伴奏が楽かなぁ。

11月の慌ただしさにはかなり消耗し、今年も残り1時間ちょっとというときにやっとレッスンのまとめを大雑把に書き終わりました。
その他いろいろは来年に。。

(覚え書き)
12月最後にコルク交換。乾燥と気温の急激な変化はフルートには大敵で、一日に何度もこまめに楽器を拭いたりしまったりを怠らないこと。湿度は50%前後を保つこと。

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(東山魁夷 カレンダー12月)

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2016年 フルート・幻の名盤 [音楽]

2016年、幻の名盤、2枚を紹介。

なぜ幻かというと、一般発売されていないからです。
2枚ともコンサートの記録として録音されたものです。
なんとかCDとして発売してもらえないかと思うのだけれど、演奏しているご本人が、その必要はない、記録として残っていればそれで十分、などと言ってまったくその気がないので、弟子たちのごく一部が所持しているにとどまっています。


『武満轍没後20年記念 〜 小泉 浩・佐藤紀雄ジョイントコンサート』

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(曲目)

エキノクス                 1993
ヴォイス                  1971
すべては薄明のなかで            1987
巡り ー イサムノグチの追憶に ー       1989

海へ ー アルトフルートとギターのための  1974
フォリオス                 1974



フルート  小泉 浩 / ギター   佐藤紀雄 

(2016年7月1日  近江楽堂にて)

演奏は素晴らしく、また曲の紹介の小泉浩氏と佐藤紀雄氏のトークにも感銘を受けました。
あんな風な豊かな演奏はこの二人ならではでしょう。
小泉先生は、今回は60〜70点だ、『海へ』は一音目が失敗した、と細かなところでご自分の演奏に不満足(いつだって不満足なのですが)なようでが、『海へ』は、武満徹が望んだ世界、大きなくじらになって大海を泳ぎたい、という言葉通り、私は大きな海を悠々と泳ぐ鯨の気分を味わいました。

曲作りの際の武満徹との会話を紹介できる人などそうそうはいないでしょう。
電話で、武満が「この音を吹いてくれ」、先生が音を出すと、「別の指使いで出してみてくれ」と言う。先生がまた音を出す、「やっぱり、そっちの方がいいな。」などなどの会話・・。
佐藤紀雄氏の曲の紹介も大変興味深く、幸いなことにすべてお二人のトークも録音されている。
そのままそっくりプログラムノートとして完璧なCDができそうです。




『Melodieux』

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(曲目)

1, 「歌の翼」による幻想曲   シュトゥックメスト
2. シチリアーノ       フォーレ 
3. カルメン間奏曲      ビゼー
4. 別れの曲 (p)      ショパン
4. 浜辺の歌         成田為三
6. 宵待草幻想曲       多 忠亮
7. ノクターン        瀬下健二
8. ソナタ          ドニゼッティ
9. ヴォカリーズ       ラフマニノフ
10. メロディ         ノブロ
11. 喜びの島 (p)       ドビュッシー
12. ヴォイス          武満 徹
13. ハンガリア田園幻想曲   ドップラー

(アンコール)
14. 愛の挨拶         エルガー



フルート  小泉 浩 / ピアノ  大津直子

(2016年10月4日  大泉学園ゆめりあホールにて)


ゆめりあホールでのコンサート(フルート名曲集のような)は今年で3回目ですが、「もう二度とやらない、あれは自分の音楽ではないから」と小泉先生は仰います。
演奏された曲は、あまりにも有名なのでフルートをやる人なら誰でも一度は演奏する曲。
今さらわざわざ聴きたいとは思わないものですが、今回のコンサートでは、こんなにいい曲だったのか!と改めて一つ一つの曲に驚きを感じました。
これだけの音色の演奏はめったに聴けるものではありません。

毎晩このCDを聴いていますが、いい演奏というのはいくら聴いても疲れないものだと実感できるCDです。
小泉先生が若いときに作成したCDはたくさんありますが、70代になっての演奏というのも記録に残す必要はあると思います。
演奏家というのは自分に厳しく、小さなミスも我慢がならず、あんな演奏ではだめだと切り捨ててしまうのですが、聴く方としては、今の演奏をもっと聴きたい。
後世代のフルーティストのためにきちんとCDを残してほしいです。
音楽家としてそういう義務があるのだはないかと思うのですが。。。


*追記
妹に「はい、これが今の日本一のフルートの音だよ。」とプレゼントしたら、とても喜んで毎日聴いているようで、友達からも、ぜひぜひ欲しい!と言われているそうな。
フルートはまったく縁がない人にも、すごく美しい音楽、と思わせるところがやはり本物ならではです。

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行く秋を惜しむ [信州]

この辺の人は「今年の紅葉はあまり良くない」と言う人が多いけれど、なかなかどうして立派な紅葉です。

(10月31日)
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IMG_9412.jpg戸隠牧場から見る戸隠山

IMG_9414.jpg戸隠牧場

もう牛たちも馬たちもいませんでした


IMG_9410.jpg念願のキノコそば 1100円
これは絶品でした!
キノコがたっぷり、天然物キノコなので感動的な美味しさ。
キノコは採ったその日に食べないとだめなので、今の時期だけ味わえる贅沢品。

「6日で店が閉まってしまうと淋しいですね。」とお店の人に言うと、
「私はほっとしています。」とのお返事。
夏中続いていたあの忙しさを思うと、それもそうだなと思います。


(11月1日)
今日も戸隠へ

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鏡池に行く途中でめずらしい『秋の虹』を見ました。

今日の天気予報は「曇りのち雨のち曇り」でしたが、青空が見え、雨も少し降り、めったにない風景を見ることができました。


IMG_9427.jpg雲り空の下の鏡池

風が強かったので、池は鏡にはならず。
でも雲の間から陽がが差し込んで山の一部分が輝いたりしているのがとてもきれいでした。

それにしても、戸隠山から吹き降りて来る風はさすがに冷たく、のんびりはしていられない寒さ。


(11月3日)

この日も最後の紅葉を楽しむ人たちで戸隠は賑わっていました。
戸隠キャンプ場は2日前よりもさらに冬枯れの景色となり、ちらちら雪が舞うほどでしたが、中社より下ではまだぎりぎり紅葉が楽しめました。

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バードライン、宝光社に上って行く手前から見る風景。

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大座法師池の紅葉
写真を撮っている人がたくさんいました。

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あとは冬に向かって進むのみ。
なるべく雪が降る日が遅くなることを願いながら・・。


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