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ロンドン交響楽団 / 指揮:ワレリー・ゲルギエフ  ヴァイオリン:諏訪内晶子 [音楽]

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久しぶりのオーケストラコンサートでした。
ワレリー・ゲルギエフ指揮によるロンドン交響楽団の演奏というだけで豪華ですが、プログラムは一部に諏訪内晶子によるシベリウスのヴァイオリンコンチェルト、二部がマーラー1番『巨人』という贅沢ぶり。
日常から離れ、しばし優雅で確固たる芸術の世界に浸りました。
2010年11月24日 大宮ソニックシティ大ホールにて

Program
<一部>
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調(ヴァイオリン:諏訪内晶子)

(アンコール)J.S バッハ:ヴァイオリンソナタ第2番 第3楽章 アダージョ

(二部)
マーラー:交響曲第1番 ニ短調「巨人」

(アンコール)ハンガリー舞曲第5番

ヴェルディの序曲の一小節めからマジックが・・。あ、ヨーロッパの音だ、としみじみ感じるのでした。何か弦の音が日本のオーケストラとは違う響きを持っています。響きというのはやはりオーケストラの「顔」で、ロンドン響の響きは、もう大船に乗った気分で、という感じ。
ヴェルディの短い序曲は、今夜のコンサートへの序曲といった趣でとても良かったです。
諏訪内晶子さんのヴァイオリンコンチェルトを生で聴くのは初めてでしたが、さすがに圧倒的で完璧な美しさを放っていました。ストラディヴァリウスのドルフィンという名器の奏でる音はすごい!
シベリウスのコンチェルトは華麗で、アンコールのバッハ無伴奏ソナタは重々しく、ヴァイオリンの表現力のすごさにあらためて感動しました。

休憩後のマーラー1番は心ゆくまで楽しめました。なんと言っても馴染みの曲であるし、ワレリー・ゲルギエフ率いるロンドン響は「大船」なので、まったく緊張せずに曲に浸ることができました。最近TVで、バーンスタインがウィーンフィルでマーラー5番を指揮しているのを観ました。練習風景がものすごく面白く、マーラーの交響曲の作りがよくわかりました。(あれがウィーンフィルの初めてのマーラーの演奏だったのか!)インタビューでバーンスタインが語っているのですが、「マーラーの交響曲は、演奏家全員がソリストのレヴェルを持っていることが要求される。それはマーラー自身が作曲家であると同時に素晴らしい指揮者だったからだ。」

一音一音が大事な役割を持っていることが聴き手にもはっきりわかるマーラーの曲というのは、その一音を完璧に出してもらわないと残念な気持ちを持ってしまうような所があって、演奏者も大変でしょう。(もっとも気を抜いて良い演奏というのもないでしょうが、マーラーの曲の場合、聴衆全員がその一音に耳を傾けてしまうから。)

ロンドン響は弦も管も文句なしに巧く、完璧な満足感を味わいました。
アンコールのハンガリー舞曲第5番はダメ押し。聴衆の拍手にピリオドを早く打つためにやったみたいだと感じた人も・・?
私はきっぱり終わって大変気分良かったです。マーラー1番の夢見心地が後をひくよりは、華麗なハンガリー舞曲の演奏で、バシンと少し目を覚ましてもらって良かったです。

コンサートは開演が7時なのでその前に夕食をすませるのですが、何を食べるのかむずかしい。時間がないので結局ラーメンというコンサートにはもっとも似つかわしくない選択をすることが多いです。この日もホール近くのラーメン屋さんへ。
店内はかなり混みあっていて何人かオーケストラ団員と思われる人たち。でも開演30分前に? そうか、二部のマーラーの出番の人たちかもしれないな、と思った次第です。マーラーの曲は演奏者の数も100名近いので、まるでお祭りみたいです。音を追いながら演奏者を見分けるのも楽しみの一つ。そう言えば第一楽章でステージ外で奏でられるトランペットの音はあまりに完璧でCDみたいでした。まったくすごいオーケストラです!
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