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アンサンブル・ノマド結成20周年記念コンサート《饗宴》2017.12.22 [音楽]

アンサンブル・ノマド結成20周年記念コンサート《饗宴》
メンバーによる協奏曲集   第4回目(第62回定期演奏会)
            〜 うたう楽器 〜

2017年12月22日(金)19:00  東京オペラシティリサイタルホール


1.J.イベール:アルトサクソフォンと11の楽器のための
                  室内小協奏曲(1935)
         サクソフォン:江川良子

2.A.ビニャオ:マリンバ協奏曲(1993)
         マリンバ:宮本典子

3.藤倉 大:ダイヤモンド・ダストーピアノ協奏曲第2番(2012)
         ピアノ:メイ・イー・フー

4.H.バスケス:デジャルダン/デ・プレ(2013)
         ヴィオラ:甲斐史子


12月22日は、9月23日から始まった4回にわたるアンサンブル・ノマド結成20周年記念コンサート”饗宴”(メンバーによる協奏曲集)の最終回だった。
長年のノマドファンにとっては、メンバーのソロをゆっくり聴けるというのは大変楽しみでわくわくする企画だった。
Vol.1 〜20世紀の華
Vol.2 〜音響の沸騰
Vol.3 〜拡散するクラシック音楽
Vol.4 〜うたう楽器

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現代音楽というのは耳慣れていないとかなり聴きづらいところがある音楽だと思う。
聴いていてこれはちょっとわからないな〜という感想を持つこともあるし、これはいいな〜と感じることもある。一つの曲の中でも、良いなと感じる部分とあまりしっくりこない部分があったりする。たまに、音がゴーゴーと渦巻いて苦痛なこともある。(セロ弾きのゴーシュの奏でる音に苦しんで暴れ回る猫になったみたいな気分・・)
それでも、なぜか、アンサンブル・ノマドを聴き続けている。
ノマドの音楽に向かう姿勢に惹かれるのかもしれない。

今回のシリーズについて、音楽監督の佐藤紀雄さんの言葉
「全てのソリストは今出来る最高の演奏をし、アンサンブルは全力でサポートし、そこから紡ぎ出された未知の世界を好奇心溢れる聴衆が全身で楽しむ至上の4ヶ月でした。」

最終回の1番目は、お馴染みのイベール、の曲。(フルートをやる人はみなイベールは馴染みといえるかもしれません。)初めて聴いても、あ、イベールだな〜とすぐにわかるメロディ。だからやはり聴きやすい。サクソフォンの江川良子さんの柔らかく流れるような音、それに合わせるアンサンブルが抜群の上手さ!いつも聴いているのにハッとさせられる。

2番、宮本典子さんのマリンバ。いつも一番後ろで様々な種類の打楽器を一言も話さずに(って、演奏中は誰も話しませんが、宮本さんの静かな集中力というのはすごく際だっているのです。)細い身体でマリンバを自在に演奏。すごい。

3番は、メイ・イー・フーさんの力強いピアノがアンサンブルを引っ張る。プログラムノートに「ピアノとアンサンブルはパッセージをやり取りする事より、ピアノの音から派生する豊かな倍音がアンサンブル全体に広がる効果を狙って・・」とあったが、題名の「ダイヤモンド・ダスト」が確かに見えるように感じた。作曲された藤倉 大さんが開場にいらっしゃっていた。

4番、20周年記念演奏会の最終回の、最後の演奏は甲斐史子さんのヴィオラ。
情緒たっぷり、民族音楽風のリズム、祭典の終わりを飾るにふさわしい演奏だった。
この曲を演奏する甲斐さんは本当に素敵で、途中の、花田和加子さんとのかけ合いは、2人ともうっとりするほどきれいでかっこよかった。

華やかに終わったコンサート。しみじみ感じたのは、アンサンブル・ノマドは女性メンバーがものすごくかっこいいということ。
それはノマドの魅力の一つだと思う。

今年の私のコンサート通いもこれで終了。
来年もアンサンブル・ノマドのコンサートを楽しみにしています。


* 蛇足ですが、アンサンブル・ノマドは何においてもセンスがいい。企画がいい。佐藤紀雄さんの力のこもった文学的なプログラムノートが素晴らしい。宣伝ビラのセンスもいい。
ステージ衣装も、黒い衣裳にそれぞれに何気ない工夫があって、ステージごとにまた何気なく変わるのがいい。甲斐さんと花田さんの間で、背を向けて指揮していた佐藤紀雄さんのチェックのシャツ姿もノマドらしくて良かった、です。







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