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国際交流フェスティバル 草加市 [文化]

IMGP5035.jpgバリの手工芸品
先日、獨協大学で開かれた「国際交流フェスティバル」に行ってきました。
日本も国際色豊かになってきて、最近ではあちこちでこういう催しがあって楽しみです。
いろいろな国の人と話ができるし、その国の手芸品が買えるし、何よりの楽しみは、ご当地の料理を、手軽に味わえることです。
ここ「国際村一番地」では、食券をまず買ってそれからお目当てのブースに行きます。(余った食券はもどすことができます。)
12時前には早くも行列ができはじめ、前にいた男性があまりにドッサリ食券を持っていたので、「そ、そんなにたくさん食べるんですか・・?」と思わず聞くと「食べたいものたくさんあるからこの位ないと。。」とニコニコ顔。

さてまず私が行ったのは、タイのブース。ここの女主人は顔見知りで、彼女のタイレストランには週一回は行きます。ここで、パッタイ(ビーフンの焼きそば)とココナツミルクのデザートを購入。(ココナツミルクの中にタピオカと小豆が入っていて絶妙な味です。)タイ料理は、世界の料理ベストスリーの中に入ると私は思っています。
次にインドのタンドリーチキン、それからイランのシシカバブー、ベトナムのフォー、トルコのアイスクリームなどなど・・。一度には食べきれないので半分は持ち帰りにしました。

ホールでは民族ダンスや音楽が演じられ、手工芸品がずらり並んでいて、眺めているだけでうきうきします。売っている人が民族衣装を着ているので、つい話しかけたくなり、話しをすれば、安い物なので買いたくなるのです。このときはバリのブースで薄いスカーフを買いました。

飛行機に乗らなくても近くで本場の料理を楽しめるお祭りは、年に何回あってもいいです。あまり混んでいてはダメで、都会ではなく、小さな市や町でのこういうイヴェントがいいのです。
外国人労働者が増え、劣悪な労働条件で働いている人が多いと聞きますが、こういう楽しいお祭りで小さな交流ができるのはとてもいいと思います。

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写真はロシアの人。とてもきれいな民族衣装で、ニッコリ、ポーズを取ってくれました。

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こちらはメキシコのブース。きれいな織物がたくさんありました。

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タンドリーチキンとトルコのアイスクリーム。

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FEEL AFRICA 3 [文化]


今回のイヴェントではアフリカ大自然へのあこがれだけでなく、アフリカ、特にマサイの人達の伝統的な暮らしに興味をひかれました。

マサイの暮らしは牧畜で主食は牛乳。牛はとても大切にされます。
家は牛糞と土で作り、これが暑さ寒さを防いでくれる大変に快適な住まい。ひびわれが屋根にできるとそこを新しい牛糞で塗り込むのです。大雨がきそうなときは夜中でも屋根に登ってこの作業をする。これは女性の仕事です。歯磨きの葉っぱ、トイレットペーパー用のとても柔らかな葉っぱ、さまざまな薬草、木や草から何でもできるものです。まさに自然と一体になった生活ですね。
現在は、もともと住んでいた土地を奪われてきた上に干ばつが続き、牧畜での生活は大変むずかしくなってきているそうです。
それでもマサイでは伝統がとても大切にされています。西洋文明(たとえば、ケイタイなど便利なもの)を取り入れる柔軟性も持っていますが、伝統への敬意を忘れないのです。

永松さんは自分の夫ジャクソンさんのことを、「私が心から尊敬している人。普通の学校に行っていないので、英語も話せないし、字も書けないけど、あんなに頭のいい人はいないと思っています。」と語っていました。三上さんが、いろいろな質問に答えるジャクソンさんの様子について、すべて淡々と即答だった、と感心していました。
幸せなときとは?ーいつでも幸せです。 不安は?ーそういうものはない。あるとすれば雨の心配だ。 今度生まれ変わるとしたら何がいいか?ー人は死ねば生まれ変わることはない。
たまたまあるテレビ番組で、マサイ族の人と日本のタレントと話をさせるというのがありました。見ていて思ったのは、日本人は何と愚かに見えるのだろう、マサイの人はなぜあんなに上品で知的なんだろう、という事でした。だから、永松さんや三上さんがマサイの人を褒めるのもうなずけました。

文明の進歩で国を言い表す、先進国、後進国という言葉がありますが、果たしてマサイの村は後進国と言えるのだろうか。日本は先進国なのだろうか。技術の進歩だけで見ればそうなのでしょうが、人間性をみれば私たちの方が後退して、物事をきちんととらえられなくなっているような気がします。
迷信について考えても今の日本人の方がずっと迷信的です。生まれ変わりを簡単に信じたり、お金に血迷ったり、自然と折り合って暮らすやり方をすっかり忘れてしまっています。

会が終わって、また人混みの中を歩きながらため息をつく私に、友人が「アフリカに行ったら、ワハワハ笑っちゃうよ。」と・・。
狭いコンクリートの箱から解放され広々とした空間に飛び出したとき、夜空に数え切れないほどの星を見たとき、人は感動のあまり笑います。
魂が笑うのですね。アフリカへの想いがつのった一日でした。


永松真紀さん   早川千晶さん   三上満さん


FEEL AFRICA 2 [文化]

アフリカ紹介のスライドにはおなじみ象やライオンやシマウマの写真がたくさんありました。「ライオンはもう見飽きちゃったよ。」三上満さんの言葉です。ライオンはどこにでもいて人間に対してはあまり警戒心を持っていないそうで、シマウマをライオンの群れが食べている写真を指して「この時はバリバリ、食べる音が聞こえたんだよ。」と友人が言って私を驚かせました。食べる音が聞こえる近さとはすごい・・。

楽しい写真ばかりではありません。スラムや孤児たちの写真も見ました。永松真紀さん著の「私の夫はマサイ戦士」にもケニアの貧困、貧困によってゆがめられた人間社会についての記述があります。サファリツアーガイドとして働いていると、観光客が「本当にケニヤはいい所ね。こんな所にすみたいわぁ。」とおっしゃる方が多く、長いことナイロビに住みケニアの裏の顔も知っている永松さんは、こんなガイドの仕事に何の意味があるか、と泣いたこともあるそうです。
少しでもケニアの真の姿を知ってほしいと、早川千晶さん達とスタディ・ツアーを始めたそうです。
スラムに住む人々の支援やストリートチルドレンのために学校運営やしているのが早川千晶さんです。でもここの子供達の表情は苦境にもかかわらず、本当に明るく瞳が輝いていました。

頂上にわずかに見える雪

温暖化のため、あの有名なキリマンジェロの雪は年々減り、真っ白に輝いていた山が今ではてっぺんにやっと白いものが見えるだけ・・。これほどのスピードで自然が変わっていくのを目の当たりにするのは驚きです。10万年周期で5度〜8度の温度変化と言われますが、それが100年単位の話になりそうとは怖い。
最近は干ばつが多く、昨年も干ばつのために人も牛もたくさん死にました。
マサイの人達は昔から牧畜で暮らしていますが、干ばつのためサバンナが砂漠化し、牧畜だけで生計をたてるのが最近ではむずかしくなっているそうです。
異常気候のせいか、友人が行った今年の10月は乾期だというのに連日大雨が降ったそうです。干ばつと違って雨は恵みですが、これまでのサークルが壊れるのはやはりどこかに問題が起きるかも知れません。
友人達一行は雨で増水した川を流されるヌーの大群を見たそうです。ヌーは集団で川渡りをし、川渡りに失敗したヌーが何頭も出るのは普通だと言います。死んだヌーの肉はハゲタカなどがきれいにします。ところがその時は数頭の失敗ではなく、集団まるごと川渡りに失敗したと思われ、川は流されてくるヌーの死骸で真っ黒だったそうです。
レンジャーの人達もこんな光景は見たことがない、と呆然としていたそうです。すごい臭気が2週間も続いたとか。

川を流れてくるヌー


FEEL AFRICA 1 [文化]

購入したカレンダー
(写真 余田たけ子 / 題字 戸川幸夫 )
次の目標はアフリカ! 絶対、絶対アフリカに行くぞ〜。
24日、友達に誘われて「FEEL AFRICA」というイヴェントに参加しました。
マサイ戦士と結婚し、アフリカ旅行のガイドをしながらマサイ伝統文化を守り伝える仕事をされている永松真紀さん、アフリカのスラムでストリートチルドレンのための学校を運営しているライターの早川千晶さん、それから教育評論家の三上満さんがゲストで、アフリカ・スタディ・ツアーの報告をしながら、アフリカを語ってくれました。
(先月に私の友達は三上満さんら5人で永松さんのガイドでアフリカに行ってきたばかりです。)
旅行が好きな私ですが、アフリカだけはまだです。自然と動物が大好きな私はアフリカこそ行かなければならない所、長い間ず〜っと行きたいと思っているのですが、長い飛行機の旅を思うとちょっと尻込みしていました。
このイヴェントは新宿駅のすぐ近くの農協会館8階で行われたのですが、新宿駅など大げさに言えば死んでも行きたくない場所・・。とにかく人混みが苦手、あの混雑ぶり、あの人の流れの中に数分身を置いただけで、気分は奈落の底です。
だから新宿に行くのは決死の覚悟、アフリカの話を聞かなければという、ただそれだけの思いで出かけました。

期待以上の会でした。アフリカ好きが集まっていて、それは珊瑚礁の海が好きな人たちが集まっているときと同じように、安心感と親しみを感じる雰囲気が漂っているのです。
スタディ・ツアーに参加した若い人達は「今どき、こんな若者がいるのかぁ。」という感じで・・。その若者達が集まって『地球の風』というネットワークを作ったそうです。その一人の女性の「アフリカ・スタディ・ツアーでいろいろな事を学び、日本に帰ったらあれも伝えよう、これも伝えよう、とたくさん言いたいことを持っていたはずなのに、日本ではなぜか思うように伝えて行けないのです。」という言葉に私の友人も大きくうなずいていました。
実際に見たこと、そして感じたことを、伝えたりわかってもらったり、って本当にむずかしいものです。でもそう話すちょっと涙ぐんだ彼女の気持ち、私には良く伝わりましたよ。
(つづく)
アフリカの女性達の手作りの作品がいっぱい


森と妖精の国 フィンランド [文化]



再びフィンランドについて、追加の話です。
NHKスペシャル「白夜の里山・フィンランド」は感動的でした。
ムーミンの生まれたフィンランドは、森と湖に囲まれた静かな国。人々も静かな人が多い気がします。フィンランドでは精霊の世界が現代でもまだ生きているようです。

この番組の最初に出てくるのが農業を営むオッリさん。(フィンランド人の名前はユッホとかカッレとかマッティとか促音が入っている人が多いのです。)
番組の中のオッリさんは、自分の畑の木にフクロウが巣を作ったことを「ふくろうが来た時は嬉しくて心臓が止まりそうだったよ。」まるで子供のように喜び、一晩中寝ないでふくろうの木を眺めたり、木から聞こえる物音に耳を澄ませていました。畑にはいろいろな種類の鳥が住みつき、以前は農薬を使っていたけど、今は鳥たちに虫を食べてもらっているのです。その方がこの土地に合っているとわかったから。畑に寝ころんで草を這い登ったり、降りたりしている虫を眺めるオッリさん。大人でこんな風に自然に対する喜びを現す人、日本にはあまりいないな、と思います。

子供の頃はみんな妖精を信じたりするけど、フィンランド人は大人になってもいろいろなものに、例えば木に精霊が宿ると信じ、それぞれが自分の木というのを決め、その木と語り合うというのが素敵です。木を切り倒すときは木を抱き、斧で木の幹をたたいて精霊にこれから切り倒すということを伝えるのです。
森には立派なヒグマ澾が住み「森の王者」と、人々に尊敬されています。熊は豊かな森の象徴なのです。熊狩りをする狩人も熊に対する尊敬を持っているのに感動します。

フィンランドの森をガイドさんに案内してもらった事があったけど、一日、車と手こぎボートで歩き回ったのに、出会ったのはたった一人でした。森の管理をしていたその人は一日中、誰とも話さずに毎日森に出かけ仕事をしています。木や鳥と話をするのも不思議ではないな、と思いました。
国立公園の奥深くに入って、ほとんど人に出会わないというのはとても心細いものです。熊に注意の看板を見たりすると特に・・・。

白夜のフィンランドの夏の明るさは意外と身体にはつらいものです。暗くならないと体内時計もついていけない。でも冬のつらさはもっともっと厳しいはず。
一日に太陽が出るのが2時間というのは想像を超えます。真っ暗な中、仕事や学校にと凍った道を出かけるなんて。
オッリさんの言葉「凍てつくような冬は望まない。でも冬は変化をもたらし、春を待つ心を与えてくれる。」自然に寄り添って生きる人の気持ちを感じます。
そう言えば私が滞在したファームホテルのご主人も、お土産として持っていった小さなウィスキーの瓶を「これは冬のためにとっておくよ。」と棚にしまっていたっけ。そのホテルの床は地熱を利用していると言っていました。説明してもらったけどどうも良くわかりませんでした。
自然界と一体感を持てる生活、本当に今となってはあこがれの世界です。

(地球上のもっと涼しい場所にちょっと出かけてまいります。それではまた。)


日本とフランス [文化]

サンジェルマン通り
フランスの話をもう少し。
「日本とフランス 二つの民主主義」(薬師院仁志著)という本が面白い。
まず憲法前文を比べると、日本は「自由」と「国民主権」を強調している。
これはアメリカ憲法に似ている。「法の下の平等」という言葉は出てくる
が、一方フランスの憲法は「平等を保障する」ことが強調される。
フランスと言えば労働組合運動が盛んで、人々は年間5週間の休暇があり、
雇用は、正規雇用が普通で、パートジョッブはあくまでも働く側の都合で
決められる。企業にとっては正規雇用の方が経費がかからない仕組みだ。
移民が多いのはフランスが平等に受け入れてきたせいだ。
しかし、そのフランスもグローバル化の波にのみこまれ、景気対策のため
人件費や労働条件に目を向け始めた、という事になるか。
いま人々は正義よりも金儲けばかり考えているようだ。休む間もなく仕事
をしている人が、自分を勝ち組だと思っているようだ。そういう人が多い。
勝ち組は、人権や福祉政策は必要ないと思っているのだ。
この先、ますます拝金主義を恥じとも思わない社会が続くのだろうか。
「生きるために働く」ではなく「働くために生きる」人ばかり。
中には働く事が生きがい、という人までいるのだから。
仕事以外にやりたいことがない人ってうらやましいですね。


フランスよ、お前もか [文化]


今回はこの写真を。パリのサンジェルマン通りです。
この人たち4車線の大通りいっぱいに広がって、ローラースケートで走って
いるのです。パトカーの先導で、すごい人数の集団が風のように通り過ぎて
行くのは迫力ありました。何かのデモンストレーションだったのかなあ。
フランスはストライキでしょっちゅう交通がストップするので、移動手段と
してローラースケートをする人が多いという話を聞いたことがありますが、
みんなローラースケートがうまい。老いも若きも!
さて、フランス大統領選はサルコジ氏が勝った。労働時間週35時間の見直
し(もっと長時間働けるように)解雇条件の緩和(もっと解雇できるように)
移民への規制強化、不法入国と犯罪に対する強行姿勢を打ち出して。
ロワイヤル氏の人権と平等を重視する政策、最低賃金引き上げ、若者の雇用、
教員数の回復の訴えは及ばなかった。なんか日本と似ているような・・・
フランスもグローバル化のあおりを受けて変わっていくのでしょうか。
ローラースケートは颯爽としてかっこよかったのだけど・・・

(大統領選のせいでタイトルが変わってしまいました。)