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2月のこと [diary]

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エリック・カールのカレンダー

雪は少なかったけれど、低温のため水回りの故障があってあたふたした2月。
何となく1月の気分を引きずっているうちに、過ぎ去ってしまいました。
お気に入りのカレンダーのこの絵ともお別れ。



冬の楽しみは何といっても、ベランダにやってくる鳥たち。
ゴジュウガラ、シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ・・お馴染みのお客さんです。

山の天気は曇ってきたかと思うと小雪が舞い、また陽差しがぱっと差し込んだり、めまぐるしく変わります。
陽が出て明るくなったときは鳥たちの活動タイム。
競い合うように、ベランダのテーブルの上に置いたヒマワリをついばみに来ます。
ついばんだヒマワリは近くの木の枝で脚ではさみ上手に割って食べます。
また、すぐに食べるのではなく、どこか樹皮の間に餌を貯えたりもします。
ゴジュウガラなどは大きな嘴で、一度に8〜10個もくわえて飛び去っていきます。

コガラ             シジュウカラ
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ゴジュウガラ          ヤマガラ
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ヤマガラは人をおそれず好奇心旺盛で、手にひまわりをのせるとテーブルではなく手の上にのります。手の方が美味しいかも?とでも考えているように。
ヤマガラは平安時代から人に飼われ、賢くていろいろな芸を覚えたそうです。神社などでおみくじを引いていたとか。
確かに人を観察する仕草はとてもかわいいものです。昨年、家のベランダの巣箱から6羽くらい巣立ちました。ヤマガラが来ると、もしかしてうちで生まれた子かな〜とつい思ったりします。

雪の日やどんより寒い天気のときは、鳥たちは来ません。
どこかで羽根をふくらませてじっとして、貯えた餌を食べ、エネルギーを消耗しないようにしているのでしょう。


2月6日〜2月14日には善光寺で灯明祭りがありました。

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ライトアップされた善光寺

気温はマイナス1℃くらい。
ぴりっとした寒さが気持ちよく、小雪がはらはら舞ってくるのも風情がありました。

表参道に置かれた灯明
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灯明を出品しているのは子供から大人まで、全国各地から、個人または学校の美術部、工房など・・
寒い冬の夜ならではの楽しみでした。

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雪の上でかけっこ〜ポニー [乗馬]

乗馬クラブの昼休み、
雪の馬場に放牧してもらったポニーたち。


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ほっこり。
ハナとハッピー


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ポニョとハッピー

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ポニョ、それ以上こっち来るのは無理だよ。




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こちらは牡のポニーたち
外は女の子に占領されてしまったので屋内で放牧です。
走り回った後の一休み、それにしても何でそんなにぴったり寄りそっているかな〜



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外ではまた一列になって走り始めました。




先輩のアイちゃんは余裕でゆったり3番手で走っています。
やはりポニョが一番びりから一生懸命追いかけている。
小さいし、ぷっくり太っているからね。


見ているだけで癒されるひとときでした!



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馬・ある日のこと [乗馬]

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「ガンガン走らせるからのどがかわいたよ・・!ここで飲み物売っているかな?」


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「ごめんください。」


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「ちょ、ちょっと、お客さん困りますよ!そんな大きな身体で入らないでください!」

「ちぇっ、客だぜ。」


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「そ、そっちの右側に自販機がありますからそこで買ってください。」

「あ〜、そこね。あった〜。」


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「どれにしようかな・・ 押すだけでジュース出てくるのかな???」


(出演は、ネヴァキングダム号でした。)


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山で迎えたお正月〜2016〜 [信州]

12月末には多かれ少なかれ必ず雪があるのに今年は雪がありません。
雪があっても所々、地面の枯れ草が顔を出している状態。
雪かきをしないですむのは私にはありがたい事ですが、スキー場やスキー場近辺のレストラン、ガソリンスタンド、灯油屋さんは、暖冬には大変困っているそうです。

それでも12月31日の夜に雪が降り始め、元旦は家に閉じこもることになるかな、と思っていたら、積雪はたいしたことなく、朝から快晴だったので、戸隠に初詣に行きました。

(1月1日)
IMG_7392.jpg戸隠宝光社

朝の10時半、まだ混雑の直前だったのか駐車場にも待たずに入れ、
宝光社の境内もほどよい賑わいでした。

宝光社から戸隠奥社に向かいました。
新雪と真っ青な空、雪をかぶった木々を見ると自然とわくわくした気分に・・。

IMG_7401.jpg奥社へと向かう杉並木
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戸隠の奥社の参道は、春夏秋冬、いつ来ても楽しめる風景です。
片道2kmなので、冬休みの運動不足を解消するにはちょうどいい道のり。
すれちがう人が「おめでとうございます」と声をかけ合っていました。

IMG_7432.jpg 奥社から望む戸隠山

奥社の少し手前から勾配がちょっときつくなり階段もあります。
山道を歩くのが苦手な私にも、どうということがない傾斜です。
ところが、下りが・・・。うぅ〜、滑る、滑る。
普通のブーツではけっこう大変でした。すべって何度もころんでいた人がいました。
ころぶと体力を消耗するので、ソロソロと慎重に下まで下りると、平らな道が何と歩きやすく感じたことか。。
宝光社付近で遅めの昼食。美味しい戸隠そばを食べて帰りました。

IMG_7504.jpg元旦夕方の空

天気が良かったせいで、夕方になっても空がうっすらと明るく、神秘的な雰囲気でした。

IMG_7506.jpg雪だるま

ベランダのテーブルに置いた雪だるま。ライトアップしました!
目やネクタイなどの飾りは鳥たちが大好きなヒマワリの種です。
(翌日の昼には太陽の日差しで崩れてしまいましたが。)


(1月3日)

IMG_7523.jpg大座法師池

今日も快晴。
こんなに良い天気が続いていいのかな。

IMG_7535.jpg飯綱山

大座法師池の周りを一周しました。半分ぐらい歩いた所から、飯綱山が正面に見えます。
山に雪は・・ないですねぇ。

IMG_7543.jpg黒姫山

大座法師池から少し北方面に家族旅行村があり、そこの景色もいつもきれいです。
池の後ろにどっしりとした姿の良い黒姫山が間近に見えます。
右手の白い山は妙高山?

IMG_7545.jpg絵はがきのような風景


大座法師池も家族旅行村も、いつ行っても気持ちがいい場所ですが、1月3日は、ほとんど人影がありませんでした。みんな町中で、買い物したり食事したりしているのかな〜。
こんなにきれいな景色があるのに本当にもったいない。


(1月5日)

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や、やっ、もうフキノトウが。
本来ならまだ雪の下のはず。

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ほんの少しだけ採ったつもりが、皿に入れてみると大収穫です。
天ぷらとフキ味噌を作りました。 初春の味でした!


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2015お世話になった馬たち [乗馬]

この間ある乗馬クラブで、とても上手な女の子(大学の馬術部、20才位?)が騎乗しているのを見て、凄いな〜と感心していたら、監督さんが、
「一年前はまだたいしたことなかったけど頑張ったているからね。」「一ヶ月に100鞍は乗っている。」
一月100鞍とは!!(桁が違いすぎる・・)

私はと言えば、どんな事でも続けていけば、ある程度の進歩(程度の差こそあれ)はあるものだと思っていたけれど全然そうではなく、乗馬に関しては、少しずつ進歩する人もいるけれど、中にはまったく進歩しない人間もいるのだ、ということがやっとわかってきました。

いい加減あきらめて止めればいいのだけれど、「止めどき」というのがなかなかわからず、ずるずると続けている次第。ある人が「私、何で乗馬なんかはじめちゃったかな〜」とつぶやくのを聞いて、思わず「私も」と思いました。
動物が好きというのが弱点で、どんな動物にもいったん関わりを持つと離れがたくなる質です。猫でも犬でも鳥でも、魚でさえ・・。

さてずるずる続けている乗馬ですが、今年一番世話になったのはカントリーボーイ。飯綱のスーパー練習馬です。何がスーパーかというと、ちゃんと要求すればちゃんと応えてくれる所。(私ができるということではありません)
私にとっては一番付き合いの長い馬ですが、一体今何歳なのかよくわかりません。20歳はいっていると思うけど身体は丈夫だし毛づやもいい。

IMG_6972.jpgカントリーボーイ
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最初の頃は乗ろうとしても乗せてくれず動いてしまい、手綱と踏み台を持ってしばらくウロウロしたこともあったけれど、さすがに今は静かに待っていてくれます。(というか、ちょこちょこ服を引っ張ったり靴を舐めたりいたずらしてくる)
付き合いが長くしょっちゅう乗っているのに、相変わらず何の進歩もなく、毎回同じような感じで終わるのがボーイと私とのお約束事。
雪のため外馬場が使えず、屋内馬場に、2,3頭、時には4頭一緒のこともありますが、他の馬がいるとカントリーボーイが反抗的になります。騎乗している私がビビリなので、他の馬が気になって、ドキッとしたりウワ〜ッとなったり、そのたびに手綱を引っ張るものだから、カントリーもすっかり嫌気がさしてイライラしてくるのは当然です。

今日は一年の乗り納めでしたが、ラッキーなことに、屋内馬場にカントリーボーイと私だけ。
ゆっくり落ち着いて運動ができました。こういうときは時間も30分で十分。
人も馬も(?)機嫌良く洗い場に戻りました。

カントリーボーイには、本当に感謝。。。

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手入れの後にボーイと遊ぶ




時々埼玉でお世話になっている馬
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この子には気持ちが救われることが多かったです。もう乗馬を止めようと思うとき、この馬に乗って「ああ、やっぱり乗馬って楽しいな」と思わせてくれた馬です。
白い馬というのはスノーフレークを思い出すせいで、最初から<馬が合う>気でいる私。
私がその気でいるので、馬の方も私の気分が伝わるせいか、私に合わせて走ってくれるようです。
アングロアラブ種でスノーよりは小柄。
出だしがかなり重めですが、だんだんエンジンがかかってくれると実に良く走る。
駈歩になると下手くそな私を乗せていくらでも走ってくれるから凄いです。
物見をまずしたことがないベテランの19歳。当然ながら出番が多い。
この馬で外乗に行ったら楽しいだろうな〜と時々空想します。


この子にも最近お世話になっています
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可愛い顔をしていますが20歳くらい。他の馬と一緒だと、気にしてちょっとぐずることもあるけれど、すごい駈歩上手。
あらら、す〜っとお尻が自然に鞍におさまっていく感じ・・。
初心者に合わせた「超ゆっくり駈歩」もできるし、スピードアップして力強い走りもする万能な馬。

馬の揺れ方は一頭一頭かなり違うもので、今のところ旧友の(と勝手に私が思っている)ボーイが一番難しいです。

今年は、かつてお世話になった馬たちに会いに行くこともできました。
90頭くらい馬がいるクラブです。
お馴染みの馬をたちにもう一度会いたいとずっと思っていましたが思うだけで月日は流れ、11月にやっと重い腰を上げて出かけました。
何と幸運なことに、4、5年ぶりに行ったというのに、一番お馴染みだった6頭の馬に会うことができたのにビックリ!久しぶりに知り合いの会員さんにも会えました。
みな元気そうでとても感激しました!

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ということで、来年もまだ乗馬は続きそうです。

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DUOうたほぎリサイタル2015 〜 吉川真澄(ソプラノ)x 佐藤紀雄(ギター) [音楽]

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DUOうたほぎリサイタル 2015  ー 春 夏 秋 冬 ー

(東京公演)2015年12月17日  東京オペラシティ・近江楽堂


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2015年最後に行ったコンサートでした。
2015年の秋は何かと忙しく、贔屓のアンサンブル・ノマドの演奏会にも思うように足を運べずに心残りだったけれど、ようやく、吉川真澄&佐藤紀雄の「DUOうたほぎリサイタル」に行くことができてほっとしました。
東京オペラシティ3階にある「近江楽堂」は小さいけれどとても響きの良いホールです。

コンサートのテーマは『春 夏 秋 冬』。
プログラムノートが素敵な内容なので、一部分抜粋します。

(プログラムノートより)

「季節のうつろいと共にめぐる、生きとし生けるものの命と魂のドラマです。コンサートの始めから終わりまでを一つの大きな願いと感じて頂ければ・・という想いを託しプログラムを構成しました。・・・

2015年はどんな一年でしたでしょうか?昨日の事、先月の事、春の夕暮れ、夏の夜、幾歳も前に見た秋の空、ご自分ではなくあの人が過ごしたあの時間、前世に感じた冬の匂い・・いのちの廻りを想いながら太古よりつづく風景や遠い国の街角の気配など、遙かな時空を超えて想像の旅にお出かけいただけたら嬉しいです。・・」



コンサートの始まりは、佐藤紀雄さんのギター『早春賦』、そして吉川真澄さんの平野一郎作曲の『春の歌』。吉川さんの鳥の声には思わず反応して口笛をふきたくなりました。(私もけっこう鳥と鳴き比べが得意な方?なもので)

吉川真澄さんのソプラノ、佐藤紀雄さんのギターは、いつ聞いても自然と心の中が「エネルギーに満たされような気がします。
佐藤さんのギターの音色は気品と情感が本当に素晴らしい。
いつも現代曲ばかり演奏している佐藤さんが、『ロンドンデリーの歌』など演奏すると、これはこれでまた凄い・・のです。(今年は<海の見えるホール>でのアンサンブル・ノマド特別演奏会で『禁じられた遊び』も聞けました!)
吉川さんは小柄な身体からなぜこんなにきれいですごい声が出るのか、といつも賛嘆です。

小さなホールで、間近で、二人の演奏が聴けて本当に良かった!
来し方を振り返りながら、しみじみと演奏に聴き入りました。



演奏終了後にお二人にサインをもらいました。
もう以前にもサインはもらっていますが、時々はまたもらっておきたいものです。
上が佐藤さん、下の象形文字みたいなのが吉川さんのサイン。

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佐藤さんに「これで無事に2015年を終えることができました」と言うと、
「えっ、そうですか〜。どうもすみません。」というお返事。
(何がすまないのかな?)と一瞬思ったけれど、あまり良くない出来事が多かった2015年世相のことを佐藤さんが代表してあやまってくれたか〜と勝手に解釈しました。
それで、佐藤さんのサインも「2015より」となっているようで・・。

吉川さんには、本当に素晴らしい美しい歌声でした、と言いたかったのに、つい出た言葉が「吉川さんの体力は凄いですね!」で、
後で考えると、それは、このコンサートの一週間前にシルヴィ・ギエムのバレエ公演を観たせいだと気がつきました。
シルヴィ・ギエムの鍛え抜いた身体を駆使したバレエに感服したばかりだったので、まるで天まで駆け上るような吉川さんの歌声にも、鍛え抜かれた身体を感じてあのような感想になってしまいました。
私の妙な感想に、吉川さんはケロッとして、
「私、体力だけは自信あるんです。」と。

DUOうたほぎ公演は東京と京都の2公演でしたが、このプログラムで全国ツアーとか、海外ツアーとかやってほしいと思います。

2公演だけではもったいない!


*3月4日、アンサンブル・ノマド第55階定期演奏会は、ドイツ語文化圏Vol・13<ルツェルンから>で、今から楽しみです。この日は何としても行きたいと思っています。
案内にはルツェルンの懐かしいカレル橋が映っています。


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シルヴィ・ギエム<ライフ イン プログレス> 〜東京バレエ団全国縦断公演2015〜 [芸術]

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シルヴィ・ギエム Life in Progress

2015年12月18日(金)東京文化会館 大ホール


<Program>

イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド
  上野水香、 奈良春夏、 柄本 弾、 河合眞理、 
  川淵 瞳、 入戸野伊織、二瓶加奈子、 原田祥博、 三雲有里加

ドリーム・タイム
  吉川留衣、 川島麻美子、 政本絵美、 松野乃知、 岸本秀雄



テクネ
  シルヴィ・ギエム

  パーカッション;プラサップ・ラーマチャンドラ  
  ビートボックス;グレイス・サヴェージ
  ヴァイオリン、ヴォイス、ラップトップ;アリーズ・スルイター

デュオ2015
  ブリーゲル・ジョカ、  ライリー・ワルツ

ヒア・アンド・アフター
  シルヴィ・ギエム、  エマヌエラ・モンタナーリ



バイ 
  シルヴィ・ギエム


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3階2列目10番から見るステージ

とても遠いが前の人の頭も見えずステージを真っ直ぐに見下ろせる席だった。
もちろん双眼鏡を使用。
双眼鏡で見るのはけっこう疲れるけど、双眼鏡から目を離すことができなかった。
全体的な動きの美しさは肉眼でもわかるけれど、一本一本の指の細やかな動きや、ダンサーの圧倒的な表現力の一部である表情は、双眼鏡なしではわからない。
回りに双眼鏡を使っている人はあまりいなかったけれど、せっかくの機会なのに!と、とてももったいない気がした。

クラシックバレエは一般に、ダンサーの表情は、「微笑み」あるいは「悲しみ」を現しながらも常に端正なので、表情そのものはそれほど気にせず身体全体の動きを観ていればいいのだけれど、
コンテンポラリーでは表情がとても大事な役割を担っていることもあることが良くわかった。それと指の動き。
ダンサーの身体は、細部に至るまで表現力を持っているため、これを見逃してはおおざっぱな印象で満足するだけになってしまう。

テクネはとても印象深く素晴らしい作品だった。
手足をつき背中を丸め這いつくばって動くギエム・・すくっと、少女のように、まるで空間に浮かんでいるように立つギエム・・しなやかで強靱な筋肉を使って踊るギエムは、性別や時代や地理的空間といったものを完全に超えた存在だった。

デュオ2015は男性2人、ヒア・アンド・アフターは女性2人で、この二つは一対になっているように思えた作品だった。二つともバレエの既成概念を打ち破るようなステージだった。
クラシックバレエは伝統芸なのでおきまりの枠の中で美しさを見せてくれるのに対し、現代バレエはクラシックの枠をかなり飛び越えて自由に表現する踊りだと思うが、自由と言っても、ある種の「保守性」があり、そこがいつも気になってしまう所だった。
テクネ、デュオ2015、ヒア・アンド・アフターはその「保守性」をあっさり蹴飛ばした作品だと感じた。

そして最後の「バイ」。
振付マッツ・エック、音楽はベートーヴェンのピアノソナタ第32番第2楽章
こんなに悲しく、感動的で寂しい作品があるだろうか。
ギエムがステージに別れを告げる・・私たち観客に別れを告げる・・私たちもギエムにさよならを言う・・。
大きな歓声につつまれて。いくら名残惜しくても別れは現実のもの・・。

すぐ近くにいた人が「私、また明日も観に来るからいいの」と話しているのが聞こえた。気持ちはみな同じ。

できることなら、近い将来、ギエムの『復活』があればいいと願っている・・。

(追記)
驚くべきことだが、プログラムによると、
12月9日から14日まで、シルヴィ・ギエム ファイナルは川口、相模原、富山、新潟、前橋で、6公演。
東京文化会館でライフ・イン・プログレスが12月16日から20日まで連続5公演。
そして12月22日から30日まで再び、シルヴィ・ギエム ファイナルを西宮、高松、福岡、名古屋、広島、横浜で6公演というもの。
いくら強靱な肉体を持っているとしても、常人のできる技ではないとつくづく感じいっています。バレエダンサーは本当に凄い!

(ギエムは、30日まで日本で踊っているのですね・・)



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シルヴィ・ギエム ファイナル公演 〜ボレロ〜 [芸術]

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12月10日(木)相模女子大学グリーンホール 19:00 〜 21: 00

(プログラム)

《イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド〜東京バレエ団初演〜》

振付;ウィリアム・フォーサイス 
音楽;トム・ウィレムス(レスリー・スタックとの共同制作)
演出・照明・衣裳;ウィリアム・フォーサイス
振付指導;キャサリン・ベネッツ

上野水香 奈良春夏 柄本 弾
河合眞里 川淵 瞳 入戸野伊織 二瓶加奈子 原田祥博 三雲有里加

《 TWO 》

振付;ラッセル・マリファント
音楽;アンディ・カウトン
照明デザイン;マイケル・ハルズ

シルヴィ・ギエム


《 ドリーム・タイム 》

振付・演出;イリ・キリアン  振付助手;エルク・シェパース
音楽;武満 徹 オーケストラのための「夢の時」(1981)
装置デザインおよび衣裳デザイン;ジョン・F.マクファーレン
照明デザイン;イリ・キリアン(コンセプト)、ヨープ・カボルト(製作)
技術監督、装置・照明改訂;ケース・チェッベス

吉川留衣 川島麻美子 政本絵美 松野乃加 岸本秀雄


《 ボレロ 》

振付;モーリス・ベジャール  音楽;モーリス・ラヴェル

シルヴィ・ギエム

梅澤紘貴 森川茉央 杉山優一 永田雄大



シルヴィ・ギエムが今年で引退と聞き、必死で取ったチケットが神奈川県の相模女子大グリーンホール。
前回見たギエムの『ボレロ』は2005年12月15日、これは千葉市川市で。(もう10年も経ってしまった)
少々遠くてもチケットが取れるならチャンスは逃したくない。

S席で2列目の34番という坐席で、ギエムをものすごく間近に見ることができ本当にラッキーだった。
ホールによってはあまりに前だとステージの縁が視界を遮ることもあるけど、グリーンホールは大丈夫だった。

《イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド》
かなり長い作品でハードなもの。舞台いっぱい使ってダンサーが動くのでやはり近いと目で追うのが大変だった。
でも、東京バレエ団はすごかった。日本のバレエはどんどんレヴェルアップしている。(バレエに限らず、「表現」というものが常に進化し続けているということなのだろう。)

《TWO》
カーテンが開き、暗闇の中にぼんやりと、ギエムの姿が浮かび上がっている。大きい。
照明がまずギエムの手を浮かび上がらせ、そして徐々に徐々に全体像が現れる。
女神としか言いようがない、ギエムの姿。
音楽に合わせて動くギエムの背中や腕の筋肉の一筋一筋が見える。
生命を持った彫像とでも言ったら良いか。
赤味を帯びた照明が、くるくる動くギエムの手がまるで扇がひらひら舞っているような効果を出している。足先も大きな円を描く。
ギエムが創り出す人間の身体の最高の美。

「ブラボー!!」の歓声に応えてカーテンの間からするりと現れたギエムの笑顔は、これまたとびっきりの美しさで、観客からは「キャー!」という悲鳴かため息か・・。
本当に、本当にこんなにステージに近くで見られる幸運を感謝!

《 ドリーム・タイム 》

いつも聴いている馴染みの深い「武満 徹」の音楽なので、とてもリラックスして舞台の雰囲気全体を楽しむことができた。
音楽とバレエ(舞踊)は固く結ばれているので、音楽が自分の好きなものであるということは嬉しい。

《 ボレロ 》

これが見納めだと思い、半分は悲しみながら舞台に見入った。
「ボレロ」はジョルジュ・ドン、そして20世紀最高のプリマと称せられたマイヤ・プリセツカヤが有名だ。マイヤのビデオを持っているが、40代のマイヤ・プリーセツカヤはそれは美しく、ビデオの映像からでさえ最高のオーラを放っている。
ギエムがその二人に並び立つ。

ギエム一人に目を奪われて「ボレロ」は終わった。
何度も何度ものカーテンコール。
みんな総立ち。カーテンの前のシルヴィ・ギエムから私の間はほんの3mほどしかない。
1列目の人たちが花束を持って駆け寄っている。「そうか、この席は花束を渡せる席だったか」と思ったけれどもう遅い。
でも何度もコールに応えて姿を見せてくれるギエムの足元まで駆け寄った。
(一生に一度だからね、もう恥なんか捨てて・・)
そして、なんと握手までしてもらえた。しっかりと・・!
ほっそりとしなやかな手だった。

夢のような夜。わざわざ神奈川まで行って本当に良かった。
すごいものを観たり、聴いたりすると、ふだんの生活のつまらない悩みだの不満だの、すっかり消えて新しく蘇ったような感覚が湧いてくる。

この夜が「幻だった」と、終わらせないために、今週の金曜日12月18日に、再びギエムの公園を観に行く予定になっている。
今度は東京文化会館。2週続けて贅沢すぎるのでは・・?という気もしたけれど、ファイナルは一回では心の中で完結するのは難しい。
今度はステージからは離れた席でギエムの姿をしっかり目に焼き付けて来ようと思っています。

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フルート発表会 〜メヌエット(『アルルの女』より)〜 [音楽]

11月の気ぜわしさは「フルートおさらい会」のためであったかと、終わってみて実感しました。(12月になってようやく11月のことを記録しています)

毎年11月23日がダ・カーポ・ミュージックスクールの発表会で、一年に一度だけ、小泉門下生の発表を聴くことができます。昨年はパスしてしまったので、他のお弟子さんの演奏を聴くのは2年ぶり。
ピアノ合わせが10月17日、リハーサル11月8日、本番11月23日と、なんだか間延びしたスケジュールでした。
もちろん発表会があるといっても、レッスンはふだんの練習曲(エチュード)をこなしていくわけで、発表会の曲は自分でやっておきなさい、というのが先生の姿勢です。

さて、リハーサルのときに2年ぶりに他のお弟子さんの演奏を聴いたら、みんなすごく上達していてびっくり・・日頃の生ぬるい練習態度を、深く深く反省した私でした。
「明日から心を入れ替えて真面目にやる!」と決意したけれど、2年分の怠慢を取り返すのはすぐにはできない・・。今年はあきらめるしかありません。

小泉一門からは8名が出場。

(曲目)
天使のセレナーデ      ブラーガ
メヌエット(アルルの女より)ビゼー (私です)
AIR           武満徹
シチリアーノ        フォーレ
メロディ          ノブロ
カルメン幻想曲       ボルヌ 
コンチェルト        シャミナード
ハンブルガーソナタ     C.P.E. バッハ

難曲が多く、曲目が変化に富んでいて、コンサートみたいに楽しめました。

自分の演奏は・・
本番は平素の力の7,8割も出せればいいと思っていましたが、やはり思うようには吹けませんでした。
緊張して唇がふるえるのはよくあることですが、今回は、ピアノの音がリハーサルの時と違い、なぜか遠くに聞こえる。フルートの音程とリズムがピアノと合っているのか、心もとない感じであせりましたが、仕方がない、これまでの自分の練習を信じ、ピアノが合わせてくれることを信じて、演奏し終わりました。
4分25秒〜30秒におさめるのが目標でしたが、大体は、練習では速くなりがち、本番では遅くなりがちです。今回は集中もとぎれず、テンポはまあまあだったと思います。
メヌエット出だしが難しく、ここをppで吹くのは練習でも苦労しました。フレーズの一番後ろのソの音はすっと消えていく感じにしたい。でもそれを本番でやるのはかなり危険でもあり、中途半端な音になってしまいました。
他の人からは「良かった」と言われ、先生からも「いい演奏だった」とお褒めの言葉を頂きましたが、<私にしては・・、ということなんだろうな>と思います。

メヌエットはやはり一つ一つの音がものすごくきれいでないとだめ。
先生は、メヌエットについて「この曲を吹きたくてフルートを習い始める人が多い。私もそうだった。ちょっと器用な人なら習い始めて1,2年もすれば一応吹けるようになる。だが実はとても難しい。プロになってからはこの曲はやりたくない曲の一つ」と仰っていますが、誰でも知っている美しい曲というのは、たった一音のちょっとの瑕も、音楽を損ねてしまうと思います。

本末転倒ですが、発表会でメヌエットをやると決めて練習し始めてから、レッスン時のソノリテの練習を、細心の注意を込めて本気で行うようになりました。
「この音が、曲の中の一音だったらどうするのか」という思いが湧いてきて、ソノリテはいつにも増して『難行苦行』となりました。
ソノリテは音づくりの基本なわけですが、何年もやっていると、一応やればいい、という不届きな姿勢になってきて、これでは、ちゃんとした基礎練習にはなっていなかったとやっと気がつきました。

習い事というのはどんなものでも、基礎ができていないとうまくいかない・・というより、やっていてあまり楽しくない、ものです。
メヌエットのおかげで、以前より練習に励みが出てきたのは大きな収穫でした。
発表会はめんどうでできれば参加したくないのですが、たまにはこういうことを(ちゃんと目標持って)やらないと上達もしないのかな、という気がします。





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11月の風景 [信州]

北信濃の山では10月初旬から紅葉が始まり10月下旬はもう終わり、と聞いていましたが、11月初めでも紅葉は充分に見ごたえがありました。
葉を落として灰色になった木々もそれはそれで趣があります。

(11月1日〜4日)
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飯綱スキー場のあたりから見る下界の景色

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まだこんなにきれい。遠くに見えるのは飯縄山。

(鏡池)
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晴れていても曇っていてもはっとさせられる鏡池。

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鏡池から県道に出る道沿いの景色

(今年最後に食べた新ソバ)
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戸隠キャンプ場の奥にあるしらかば食堂のお蕎麦。
営業は11月8日までなのでこの日が最後でした。


(大座法師池の前の広場)
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落ち葉は楽しい!



(関東では11月下旬が紅葉の見頃)
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馬事公苑前のプロムナード


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